米国男子ツアー

フューリック早めの「父の日」贈り物

2002/05/28 09:00

独特なスイングで知られるジム・フューリック。決して良いスイングとは評されず、いろいろ言われた時期もあった。彼のコーチはただひとり、彼の父マイク。ここ数ヶ月、特にパッティングに集中して訓練をしてきたというフューリック親子。その成果が「メモリアル」優勝に結びついた。格別な「父の日」のプレゼントになったことだろう。

ジム・フューリック
「ここ6週間くらいは最悪だった。過去7参戦で4回の予選落ち。でも今週のメモリアル優勝は、自分でも驚いている。練習の成果がやっと実った」

ジム・フューリックは今年初め、内耳炎がきっかけでめまいが酷くなり、1ヵ月あまり参戦できずにいた。

ジム・フューリック
「風邪みたいなウィルス性の炎症が耳にできたせいで、めまいが起きていた。完治までに時間がかかった」

今回の「メモリアル」はキャリア7勝目。最終日の65は本大会優勝者中、最少スコア。さらに2位以下との5打差というのは、大会の持つ最多打数差記録と並んだ。

ジム・フューリック
「この優勝で自信が戻った。来週は休みをとって、全米オープン前の1試合に出場し調整する。全米オープンのあとは妻が出産予定なので、休む予定。だから全英オープンでは調整不十分になるが、子どもの方が大事だから」