ケビン・サザーランドWGC優勝を振り返る
2002/02/26 09:00
シード62位のケビン・サザーランドが初優勝、それもメジャーに次ぐ栄光の世界ゴルフ選手権イベントでの優勝ともなると、やはりサクセスストーリーと騒がれるのは当たり前。そのサザーランドを優勝に導いた「ある出来事」があった。
ケビン・サザーランド「リビエラCCについた月曜日にインターネットでPGAのホームページでバーディ率のリストを見たんだ。ディマルコとカルカベッキアが上位を占めていて、そこで思ったんだよ、何か秘訣があるはずだって。僕のキャディのジョンはカルカベッキアのキャディを務めていることもあって、彼らのパッティングのグリップ<クロウ>のことを教えてくれたんだ。
試してみたらスイスイとパットが決まったんだよ。1回戦の時に残り2ホールで2ダウンだった。なんとかバーディを奪わなければその午後からアクセンチュアをテレビ観戦することになるとプレッシャーがかかった。でも気がついてみればその5日後、決勝戦に出ていた。
とにかく今週はすべてが上手くいった週なんだよ。そうでなければ、デュバルやトムズやフューリック、ファクソンといった超一流選手に僕が勝てるはずがない。スコット・マッキャロンは僕にとって高校時代からのライバルというか目標で、彼と決勝を共にできたことは本当に楽しかった。彼としゃべると昔を思い出すんだ。20年前には今こうしてWGCで決勝で戦えるなんて思いもしなかったからね。」