米国男子ツアー

「プレジデンツカップ」閉幕記者会見

2003/11/25 09:00

今年のプレジデンツカップは引き分けに終わり、さらに優勝カップもディフェンディング・チャンピオンが保持するのではなく、両チームで共有するという結果に、賛否両論が沸き起こっているが、主役達は今回の決断を正しいと信じている。

ジャック・ニクラス
「中には今回の決断をお怒りの方もいるでしょう。ですから私やゲイリーを責める非難の声もこれからあがるでしょう。しかしゲイリーと私は心から正しい決断をしたと信じていますし、両チームも正しい決断だったとしてくれていますから、変えるつもりはありません」

ニック・プライス
「私はプレーオフ3ホール目の2番グリーン上で起きた光景を一生忘れないだろうね。ジャックとチームが我々に対して、優勝杯を共有にしてくれると譲歩してくれたことは素晴らしいことです。通常スポーツ界で真剣勝負しているわけですから、こんなことは起こりませんからね。もし17対17で引き分けなら、その時点で終わりにして両チームに優勝杯がひとつずつ渡されるべきだと思う。たった2人のプレーヤーの肩に両チーム分の4日間をかけるのはフェアなやり方ではない。たとえタイガー・ウッズアーニー・エルスであっても、そんなプレッシャーをひとりの肩に乗せてはいけないんだ」

アーニー・エルス
「信じられないくらい緊張したよ。生まれて初めて膝がガクガクしていたんだ。厳しい戦いだったけど、でも突き詰めていけば、ゴルフはスポーツだから、負けたくはない。失敗しても命を取られるわけじゃないと自分に言い聞かせながら落ち着こうとしたよ」

タイガー・ウッズ
「かなりタフな3ホールだったね。もしパットを外せば、キャプテンと11人の仲間、それとその家族と友人と親戚、チームの関係者全てといったもの凄い数の人々を落胆させてしまう。たったひとつのパットでみんなを不幸にしてしまう、そんなプレッシャーを感じたよ」