石川遼がマスターズから帰国!気持ち切り替え国内ツアーへ
2009/04/12 19:05
17歳6ヶ月という史上2番目の若さで「マスターズ」に出場を果たした石川遼。史上最年少予選通過記録を狙ったが、2日目にスコアを崩し予選落ちに終わった。翌日の大会3日目が行われている土曜日に現地を発ち、12日(日)に日本に戻ってきた。
成田空港で行われた記者会見場では、テレビカメラ8台と記者十数人が待ち構える中、普段着の石川が登場した。会見中、笑顔はほとんど見られず、マスターズでのことや3週間に及ぶ米国遠征を振り返った。
「あの16番は必ずリベンジをしたいです」とマスターズ2日目に、ティショットをバンカーに入れてダブルボギーを叩いた16番パー3の克服を誓った。さらに「今回の遠征で、アメリカでプレーしたいという気持ちはさらに強くなりました」と話す石川。次なる米ツアー挑戦の舞台として、6月に行われる「全米オープン」を視野に入れている。その全米オープンに出場するためには5月25日(月)に茨城県の龍ケ崎CCで開催される最終予選会で勝ち上がる必要がある。
石川の目指すゴルフは海外メジャーだけではない。次週から始まる日本ツアーに向けては「この1ヶ月でラフからのロブショットやアプローチの技術とかは成長できたと思いますが、全体的には変わっていないので、まずは国内ツアーでしっかりと成績を残したいです。仮に満足の行く結果が出せなかったら、自分の努力が足りないということだし、これからも練習を続けていきます」と真剣な眼差しで語った。
石川は次週開催される国内男子の開幕戦「東建ホームメイトカップ」に出場する。昨年、最終日を首位タイで迎え、プロとしてのツアーデビュー戦でいきなり5位タイに食い込んだ、石川にとっても思い深い大会だ。昨年の成績を上回る活躍ができるか、その成長振りを楽しみにしているファンも多い。