米国男子ツアー

「ザ・プレーヤーズ選手権」キャディたちのニアピン大会

2003/03/27 09:00

いつもは選手達にアドバイスをしているキャディたち。今日はプロたちにアドバイスを受けながら今大会の17番ホールにある浮島グリーンのニアピン大会に参加した。ニアピンの掛け金を支払うのはプロたち。自分のキャディの腕前をどれだけ信じているかが、その掛け金の価格に現われた。ギャンブル好きのジョン・デーリーは200ドル。一方、デビッド・デュバルは20ドル札を手に「お釣りちょうだい」と、あまりキャディの腕前を信じていない様子。丸山のキャディも挑戦したが、打った瞬間に「お話にならない」と丸山が呆れて歩き出してしまうお粗末な結果。今回一番注目を浴びたのは、やはりタイガー・ウッズのキャディをつとめるスティーブ・ウィリアムスだった。

タイガー・ウッズ
「こんなの序の口だろ」

スティーブ・ウィリアムス
「それは俺がいつも言ってることだろう?」

打ったスティーブのボールはピンよりもかなり左にグリーンオン。しかしその場所は、最終日のピン位置であった。

最終的にすべての掛け金を持っていったのはルーク・ドナルドのキャディを努める兄弟のクリス。ピン側9フィートに9番アイアンでつけた。最初はピッチングウェッジで打とうしたクリスだが、ルークに9番アイアンを進められて打ったという。掛け金総額は2100ドル。さらに1200ドル相当のオメガの腕時計がトーナメント側から優勝者にプレゼントされた。