米国男子ツアー

デュバル不調の原因は眩暈

2003/03/12 09:00

2001年全英オープン・チャンピオンの名が廃る...。そんなスランプに陥っているデビッド・デュバル。先週米ツアー『フォード選手権』2日目にスコア80を出してしまい、敢無く予選落ち。「頭がボーっとしてとても具合が悪かった」と語ったデュバルは、その日もドラールに滞在。あまりの具合の悪さから飛行場まで自分で運転できないと判断した為だ。そこで、翌日医師の診断を受けた結果、デュバルの病気は頭位眩暈症だということがわかった。頭位眩暈症とは平衡感覚を司る三半規管に異常が起きており、頭位が移動する度にひどい眩暈に見舞われる症状がでる病気。今後様子を見つつ、また検査を受けてから自宅のフロリダに戻るという。

デュバルは2000年に背中を痛めた負傷のため、米ツアーから10週間も欠場した。また昨年スノーボードで肩を怪我し、プレーに支障をきたしている。今季は4試合に出場し、3度の予選落ち。唯一予選を通過した米ツアーニッサン・オープンでも42位タイ。WGCアクセンチュアマッチプレー選手権に至っては一回戦負けを強いられた。これから準メジャーであるザ・プレーヤーズ選手権、メジャー第一弾の『マスターズ』が控えてる大事な時期。病気と闘うことになったデュバルは「次から次へといろんな問題が起きるけれど、わずかだがゴルフで食べている。いずれ体調も良くなってプレーも良くなると思う」と前向きだ。