PGAツアーがシード権獲得の新システムを正式発表
2012/07/11 19:14
米国男子ツアー(PGAツアー)は10日(火)、2013年度から始まるツアーのシード権獲得における新システムを正式発表した。
新制度では、レギュラーツアーのFedEx Cupポイント上位125人がシードを確保し、その後のプレーオフを戦う。そして、プレーオフ進出を逃した126位から200位の選手たちは、ネイションワイドツアーから冠スポンサーが変更された下部ツアー「ウェブドットコムツアー」における上位75人の選手(およびFedEx Cupポイント126位~200位に相当するポイントを獲得したノンメンバー)との全3試合の「ウェブドットコムツアー・ファイナル」に出場する。
一方、ウェブドットコムツアーの年間賞金ランキング上位25人は翌年のレギュラーツアーのシード権を獲得できるため、2013年の9月に第1回の開催を迎える「ファイナル」では残り25枚のツアーカードを争うことになる。また、それぞれの大会が賞金総額約100万ドルとなる見通しだ。
なお、ウェブドットコムツアーの賞金王とファイナル3試合の賞金王は、翌年の「ザ・プレーヤーズ選手権」の出場資格を手にする。
年末に行われるQTはこれまで、上位25選手にツアーカードを付与していたが、13年以降、ウェブドットコムツアーの予選会となり、これまでのように6日間の戦いのみでレギュラーツアーのシード権を獲得することは不可能になる。
PGAツアーのコミッショナー、ティム・フィンチェム氏は「ウェブドットコムツアーがPGAツアーの登竜門となることで、年間を通じて高いパフォーマンスを見せることが重要になる」と見解を述べた。