2012年 トランジションズ選手権

今田竜二は復調ならず 今季5度目の予選落ち

2012/03/17 09:09
今田竜二はショットに苦しみ決勝ラウンド進出ならず。復調が期待されている

フロリダ州のイニスブルックリゾートで開催中の米国男子ツアー「トランジションズ選手権」2日目。3オーバーの120位タイから出た今田竜二は1バーディ、3ボギーの「73」とスコアを落とし、通算5オーバーの125位タイで予選落ちした。

アウトコースからスタートした第2ラウンド。今田は前半6番でボギーを先行させてしまう。ティショットを右ラフに打ち込むと、セカンドでグリーンを大きく右へ外し、リカバリーが難しい状況に追い込まれた。1つスコアを落として迎えた後半は12番で残り150ヤードの第2打をピンそば1.5メートルにつけてバーディとするが、直後の13番(パー3)でボギーとしてしまう悪い流れ。16番では奥からのアプローチが寄らず、3つ目のボギーをたたいて決勝ラウンドの扉を開くことはできなかった。

4週ぶりの試合となった今大会。「とにかくティショットが良くなかった。バーディチャンスがほとんどなかった。このコースで戦う上では、特にパー5で獲っていかないと」。この日も4つのパー5は、すべてパー。「ラフからグリーンセンターを狙っていてはバーディは獲れないし、それではPGAツアーでやっていけない」と反省の弁が口をついた。

今季はこれで5試合目の予選落ち。それでも「焦っていないといったらウソになるけれど、焦ってもしょうがない。やることをやってベストを尽くす。今は辛抱してマイナス思考にならないようにしたい」と、うつむかない。「後半に入って、(バックスイングでの)体のひねりが足りなかったと気づいた。スコアにはつながらなかったが、いい感じで後半は終われたので良かった」と、わずかながら光明もある。

次週はオープンウィークとなる予定。29日(木)開幕の「シェル・ヒューストンオープン」から、巻き返しを図る。(フロリダ州タンパ/桂川洋一)

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