単独2位フィニッシュの石川遼、一問一答/プエルトリコオープン最終日
Q:最終日を戦い終えて?
「まさかこんなに、最後に上位で粘れるとは思わなかった。ただ、このコースのバックナインは僕は非常に好きで、15番からの4ホールはいい集中力でプレーできた。前半の(悪い)流れで、後半を持ち返せたのは大きい」
Q:前半からティショットに苦労したが?
「でも最後はごまかしてやっていたわけじゃなく、自分でつかんだものがあったのでいいショットができた。15番あたりからですね。ホールに対する印象というのがあったと思う。15番は4日間、バーディだったので」
Q:序盤の入り方は?
「僕の中では、(東日本大震災後から1年後、ティオフ前に行った)黙とうというものが、単なる(祈りを捧げる)意味だけではなくて、ある意味自分を落ち着かせるためのきっかけにもなった。落ち着くことができた。(スタート前は)4日間を通じてこれだけいいプレーができたことが、ほとんどなかったので、体力的に、精神的に持つのかな、と思ったが、持ちましたね」
Q:優勝争いの楽しさは味わえたか?
「最後の18番に来てやっとですね。『今、優勝争いをしてるな』って思えたのは。でも緊張してガチガチになっていた、というわけではなかった。18番の1打目、2打目が今日のベストショットでしたし。皮肉だなとも思いましたね」
Q:追い上げのきっかけは?
「15番のバーディが分かれ目だった。一緒に回った選手がボギーだったので、ひとつのきっかけになった。(リーダーズ)ボードを見たら、(他の選手のスコアが)全然伸びていなかったので、逆にちょっとおかしいなと思った。(スタート前から)前半に伸ばせなかったからといって、焦る必要はないと考えていたが、その通りになりました。でもさすがに甘かったというか、16(アンダー)が優勝ラインだと思っていたので、14(アンダー)でプレーオフを待てるとは思っていなかった。2位、3位でもどっちでもいいです。優勝争いができたので」
Q:スペシャル・テンポラリーメンバーに登録する権利をシーズン序盤で手にしたが?
「目指してきたことなので道はひとつしかないと思っている。そういう話も今シーズン始まる前に(サポート)チームの中でしていた。だから今シーズンは入り方を変えて、ソニーオープンから出させて頂いたり、というやり方でやってきた。ソニーオープンでは予選落ちしてしまったが、(その結果、シーズンの)序盤からいいプレーが出来たことにつながったかもしれない。(今季残りの戦い方は)先の話なので分からないが、テンポラリーメンバーになることで変わってくる。これから考えたい」
Q:最終日のスイングの安定感は?
「来週はまたやりたいことがある。スイングの部分でしっくりきていないところがある。また切り替えていかないといけない。でも最終日に終わった後に練習ができるとは思わなかった。これはこれで運が良かったかもしれない。最後に、やっと“しっくり”来るところがあったので、『球、打ちたいな』と思っていたところだった。(練習場では)かなりすがすがしい気持ちだった。こんなに気持ちのいい練習は無い。でもステップアップしていきたいですね。(今日は)やりきった感じがぬぐえなかった練習。次は『ちくしょう』と思いながらプレーオフを待つ練習ができるかどうか。
Q:きょうの満足度は?
「内容としてはまだまだ良くない。ドライバーの出来は予選落ちしてもおかしくない出来。余裕が無い感じ。来週に向けて意気揚々でいくというよりは、もう一回スイングの部分でやり直さなくてはいけない。結果としては出来すぎです」