べ・サンムン、韓国でリフレッシュして米国へ
2012/02/22 13:20
昨年の国内賞金王ベ・サンムン(韓国)が、今週開催される「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」に出場する。昨年の米ツアーQスクールを突破して、今季の主戦場を米国PGAツアーとしているべ。「ソニーオープンinハワイ」から出場し、これまで4試合に出場し全て予選通過を果たしている。
特に、2戦目の「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」は初日に3位につけ、最終的に14位タイとなった。さらに翌週の「ファーマーズ・インシュランスオープン」では、最終日にスコアを崩したが、3日目まで首位争いに加わる活躍をみせた。
「最終日に崩れたりもしましたが、ミスカット(予選落ち)がないので満足です」と話すべ。先週の「ノーザントラストオープン」は出場資格をつかめず、ウェイティングの2番目だったが、コースを訪れずに地元韓国に一時帰国した。
「ちょうど疲れも出始めたので、韓国でリフレッシュしてきました。ほとんどクラブも振らなかったです。これから連戦になるので、ちょうどよい休みが取れました」と笑顔を見せる。今季の目標は「ツアー初優勝」「賞金シード獲得」そして「プレーオフ4戦全部出場」だ。
早くも英語で他のメンバーとコミュニケーションをとる様は、日本ツアーに参戦を始めたときとよく似ている。ツアーになじむには、まずツアーメンバーとの交流がてっとり早い。「べの英語はかしこまっていなくフレンドリーだから、聞きやすいし話やすいね」と選手やキャディ、コーチなど関係者がべの言葉に耳を傾ける。単語を繋ぎ合わせたような英語ではあるが、米ツアーの関係者にはしっかりと通じている。日本ツアーでも2年目に賞金王まで上り詰めたが、米ツアーでも早々に賞金王争いに加わることができるかもしれない。(アリゾナ州マラナ/本橋英治)