池田勇太、悪夢のバンカー4発!
米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」の初日、1番スタートの最終組で13時25分にスタートを予定して池田勇太は、その時間になっても練習場にいた。朝からスタートが遅れ、池田の組がティグラウンドに立ったのは14時を回っていた。
その1番で幸先の良いバーディを奪ったが、続く2番でボギー。その後はパーセーブを繰り返していたが、9番で3オン、3パットのダブルボギーをたたいてしまう。続く10番は1オン可能なパー4。同組の2人はアイアンでフェアウェイに刻んだが、池田は迷わずドライバーを手にした。
グリーンが空くまでティグラウンドで待っていた池田は、このティショットを目標のグリーンよりも右に打ち出すミスショット。グリーンまで30ヤードも手前のバンカーに捕まってしまう。第2打はグリーン手前にあるもう1つのバンカーへ。3打目はピンを5ヤードオーバーして反対側のバンカー。さらに4打目は脱出できず、このホールだけで4度のバンカーショットでグリーンに乗せることになった。
1オン狙いが一変し5オン。さらに2パットでトリプルボギーを記録してしまった。9番、10番と2ホールで5ストローク落とした池田だが、11番、12番はパー。そして13番の3打目でグリーン右サイドのカラーまで運んだところで日没サスペデッドを知らせるホーンが鳴り響いた。
クラブハウスに引き上げる池田は「2ホールでミスをしてしまったが、気を取り直してやるだけ。日没はしょうがない、みんな条件は一緒だし」と言葉は少ない。大会2日目は7時から第1ラウンドの残りが行われる。それよりも早い6時45分に第2ラウンドがスタートするため、第2ラウンドを8時40分にスタートする予定の池田は、残り6ホールを終えたら少しだけ休憩を取り、第2ラウンドに突入することになりそうだ。(ロサンゼルス/本橋英治)