小田孔明は59位タイに後退 課題は下半身強化
2012/01/16 12:18
「ソニーオープンinハワイ」3日目を終えて、通算3アンダーの51位タイ。日本勢でただ1人最終ラウンドに残った小田孔明は、午前8時35分に1番からティオフ。スタートホールこそピン左3.5mを沈めてバーディを先行させたが、続く2番、3番といずれも右ラフからグリーンを外して連続ボギー。以降もショットの安定性を欠き、4バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの「73」。通算イーブンパーの59位タイに後退して4日間を終えた。
「前半から疲れが出ていたし、体力が無いですね。下半身が流れていた」。下半身が止まって上半身だけを使ったスイングになり、「ショットが曲がりまくった。これではゴルフにならない」と終始スコアメイクに苦しむラウンドに。「予選を通って去年のリベンジはできたけど、決勝で崩れてはまだまだです」と肩を落とした。
その一方で、4月の国内開幕に向けて、日本へ持ち帰る課題は明確となった。「今から下半身の強化ですね。上半身は普通の人よりも力があると思うので、それに見合う下半身を作らないといけない。トレーニングをしっかり積んで開幕を迎えたい」。4月までにサイパン、宮崎と合宿を経て状態を仕上げていく見込み。
「やるからには、もちろん賞金王を目指さないと上にはいけない」。悲願の頂点に向けて、早くも小田の闘志に火が灯った。(ハワイ州ホノルル/塚田達也)