遼、2度目の世界選抜として豪州へ出発
2011/11/14 19:38
国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」で大会2連覇を狙った石川遼は、最終日の17番パー3でホールインワンを奪うなど随所で見せ場を作った。しかし、優勝したアマチュアの松山英樹とは4打差の通算9アンダー8位タイに終わった。
その大会翌日となる14日(月)の午後、成田空港に姿を見せた石川は、今週17日(木)に開幕する「ザ・プレジデンツカップ」の世界選抜メンバーの一員として会場のオーストラリアへ向けて旅立った。石川がこの大会に出場するのは、前回大会の2009年以来2度目となる。
「前回経験できたことで、その後海外での試合に出ても緊張することなくできています。いきなり海外の有名な選手の方々と、毎晩チームディナーでコミュニケーションをとることができましたので」。試合以外でも選手間で会話をしたりという時間が今回も楽しみだという。
前回大会で世界選抜は米国選抜に敗れてしまった。しかし、今回は世界選抜のホームとして豪州での開催となる。「日本でプレーをするオーストラリア出身の選手に聞くと、アメリカのコースと違い地面が固かったりして、インターナショナルチームの選手に向いていると聞いています」。現地に行ったことがない石川は豪州の選手から情報を得てイメージを膨らませる。
そして試合に向けて「チームが勝つことが重要になってくる。良いチームとは良い雰囲気でやることだと思います。自分もその輪にしっかりと入ってプレーしたい。自分よりも世界ランキングで上位の選手ばかりですが、やる前から負けることは考えずに勝負を挑みたいと思います」と意気込みを話し、笑顔で日本を後にした。(千葉県成田市/本橋英治)