2011年 全米プロゴルフ選手権

世界ランク1位、2位はまたもメジャー初制覇ならず

2011/08/15 09:51
メジャータイトルだけが届かない…世界ランク1位のルーク・ドナルドは肩を落とす

米ジョージア州のアトランタ アスレチッククラブで開催された海外メジャー今季最終戦「全米プロゴルフ選手権」最終日。世界ランクランキング1位に君臨するルーク・ドナルド、2位のリー・ウェストウッド(ともにイングランド)の悲願のメジャー優勝はまたも夢に終わった。

2人はともに1アンダーの13位タイ、首位とは6打差から最終日をスタート。初日の全長7357ヤードから、毎日コースは縮小され、この日は4日間で最も短い7236ヤード。ピンポジションも比較的易しく、中でも430ヤード台だった6番パー4が、289ヤードに短縮されて1オンを狙わせるなどスコアを伸ばしやすい条件下での戦いとなった。

しかしドナルドは14番までノーボギーラウンドを続け、通算5アンダーまで順調に伸ばしたが、15番(パー3)でティショットをグリーン手前の池に落として万事休す。「6、7アンダーまで行けばチャンスはあるかと思ったんだけど・・・。ひどいショット。当たりが悪かった」とガックリ。ウェストウッドも「グリーンが難しかった。皆苦労したと思う。読みにくかった」と前半7番までパーが並び、猛チャージには至らず。結局両者「68」で、通算3アンダーの8位タイに終わった。

「長い間、プレーを楽しんできてはいるが、残念ながらメジャーを勝てない」とウェストウッド。「世界ランクは100位でもいいから、メジャーで勝ちたい」と語ってきたドナルドも「またチャンスを逃してしまった。ポジティブに考えれば、今週はベストなプレーができなかったけれど、優勝に近づけた。完璧な試合運びができれば、きっと勝てるだろう。そう受け取るしかないよ。また、ほろ苦い気分。またメジャーが終わってしまった。メジャーに勝てないまま、年が過ぎていく」と肩を落とした。(米ジョージア州ジョンズクリーク/桂川洋一)

2011年 全米プロゴルフ選手権