藤田寛之は難コースに最大限の警戒
2011/08/11 11:30
今季の海外メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」は11日(木)から14日(日)の4日間、米ジョージア州のアトランタ アスレチッククラブで行われる。4年連続出場となる藤田寛之は、入念な練習で大会に備えた。
開幕前日の10日(水)、平塚哲二、今田竜二、池田勇太との練習ラウンドで最終調整をした藤田。全長7467ヤードの難コースを「今まで経験した中で、これだけ難しいのは無い。素晴らしい反面、難しすぎる」と表現した。距離が長い上に、パー5は2つだけのパー70。特にインの9ホールの難度が高いと分析し「10番から13番でボギーを打つとキツイ。14番から18番まではパープレーで回るのは難しい」と話した。
現在の調子は「いろいろな調整をしながらやっている」とスイングの試行錯誤を続け、悩みは続いている状態。だが2週前の国内男子ツアー「サン・クロレラクラシック」出場後、前週金曜日に米国入り、猛暑の中でしっかりと体調管理をしながら入念に練習を積んできた。「コースで苦しんで、生活を楽しんでいる。一日が早い」と充実した日々を送っている。
メジャーでは昨年の「全英オープン」から、先月の同大会まで5大会連続で予選落ちが続いている。それでも「何が(復調の)きっかけになるかは分からない。早くこの悪い時期を乗り越えたい」と、ただただ自分のプレーに集中してビッグイベントに挑んでいく。(米ジョージア州ジョンズクリーク/桂川洋一)