ホストプロの池田勇太「優勝を意識したい」
2011/08/04 10:33
今季の世界ゴルフ選手権シリーズ第3戦「WGCブリヂストンインビテーショナル」は4日(木)、米オハイオ州のファイヤーストーンCCで開幕する。昨年に続く出場となる池田勇太は世界最高峰の舞台で「優勝」という最高の目標を掲げて4日間をプレーする。
前週の国内ツアー「サン・クロレラクラシック」で今季初優勝を飾った池田は、最終日翌日の1日(月)に渡米。2日(火)にはアウト9ホール、そして開幕前日の3日(水)にはインの9ホールで練習ラウンドを行った。出だしの10番ホールでは用具契約を同じにするマット・クーチャー、ブラント・スネデカーと回り、地元ギャラリーからも多くサインを求められた。
米国でスタートした今季は、序盤からなかなか調子の上がらない時期が続いたが、1勝は確かな自信につながっている。「せっかく先週良い終わり方をして、ここに良い形で来られている。(今大会は)予選落ちが無いので、みんな思い切ったプレーをしてくると思う。一打でも無駄にせずに戦いたい。ひとつでも上位に行きたい。久しぶりに優勝を考えながらゴルフができる。久しぶりにこんな気持ちになれた」。数多くのタイトルを獲得しアマチュア界のトップに君臨した学生時代は、海外であっても頭の中には「優勝」の文字が刻まれていた。学生時代にしのぎを削ったライバルたちが世界で活躍する姿に「のんびりしてらんない」とポツリと言った。
今週はグリーンの状態によって2種類のパターを手にする考え。「雨が降って、グリーンが重い。このままの速さなら、(前週使用したタイプより)もっと転がるのを使ってもいいかなと思う。朝のグリーンのタッチ次第で決めたい」と準備万端。米国で行われるホスト大会で、価値ある大きな一歩を踏み出したい。【米オハイオ州アクロン/桂川洋一】