2011年 全英オープン

日本勢は5選手が予選落ち 河井「また来たい」

2011/07/16 07:00
初出場の河井博大は世界の壁を感じながらも、大きな刺激を受けた

イングランドのロイヤルセントジョージズGCで開催中の海外メジャー第3戦「全英オープン」2日目。日本人選手6人が出場したが、池田勇太を除く5選手が無念の予選落ちを喫した。

5オーバーの126位タイから出た河井博大は8ボギー、1ダブルボギーの「80」と崩れ、通算15オーバーで予選落ち。自身初の海外メジャーの味はほろ苦かった。この日午前にスタートすると、前半3番からの3連続ボギーで後退。そして9番から再び3連続ボギー。スコアを伸ばすことなく、本場リンクスに立ちはだかった世界の壁に跳ね返された。

「日本のコースでここまで硬いコースは僕の経験では無い」というフェアウェイに阻まれ、アイアンショットの精度が落ち込んだ。「いきなり来て通用する世界じゃない。簡単な世界じゃないとは思っていた通りだった」と、うつむく。それでも「負け惜しみですけど、ティショットの精度では決して負けていないと思えた。僕でもなんとかなると。ここに来る前は“あんまり…”という感じだったけれど『また来たい』と思う
と初の大舞台を踏んだことは大きな収穫だ。

初日イーブンパー発進を決めながらこの日「78」と崩れた高山忠洋も「また来たい。今後に向けてパターも含めてクラブセッティングを考えたい。勉強することがいっぱい。全部が足りなかった」と口をそろえた。「この悔しさを日本でぶつけます」。望んでいなかった結果をどう生かすかは、今後にかかっている。

2011年 全英オープン