2011年 全英オープン

6年ぶり出場の高山忠洋はバンカーを警戒

2011/07/14 10:30
予選ラウンドはJ.フューリック、そしてB.ランガーという豪華な組み合わせ

14日(木)にイングランドのロイヤルセントジョージズGCで開幕する今季の海外メジャー第3戦「全英オープン」。今季の国内ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」で優勝し、6月末の「~全英への道~ ミズノオープン」までの賞金ランク上位2位(有資格者を除く)の権利で今大会への切符を手にした高山忠洋は、2005年大会以来2度目の全英出場となる。

コース入りしてから河井博大との練習ラウンドで調整を進めてきた高山。久々の英国リンクスでの戦いを前に、まず警戒したのはポットバンカーだった。深さはもちろん「砂が軟らかくてスピンをかけにくい」と寄せることへの難しさを説明。さらに「ブラインドになるので、どこに打てばいいかわからない。バンカーに入れたら1ペナと考えないと」と続けた。

フェアウェイのアンジュレーションにも手を焼き「風の難しさもあるしフェアウェイに行ったら行ったで、どうなるか分からない」と苦笑い。悩みが尽きないのは他選手と同様だ。

しかしセントアンドリュースで行われた2005年大会では、日本人最高位の23位でフィニッシュ。これは日本勢としてはここ10年で、03年の片山晋呉、2006年の谷原秀人(いずれも5位)に次ぐ順位だ。ボールの行方が定まらない難コース、そして厳しい気象条件。時には“不運”の一言で片づけてしまいたいケースも出てくるはず。それでも「ラッキー、アンラッキーはあるが、それはしかたがない」と受け止める。我慢を続けて今大会も存在感を見せたい。【イングランド・サンドウィッチ/桂川洋一】

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