2011年 マスターズ

最年長優勝なるか!?51歳のF.カプルスが7位タイ

2011/04/09 08:59
マスターズ男!F.カプルスが7位タイで今年も決勝ラウンド進出を決めた(Jamie Squire/Getty Images)

ジョージア州オーガスタナショナルGCで行われている今季のメジャー第1戦「マスターズ」は8日(金)、第2ラウンド。1アンダーの24位から出たフレッド・カプルスが5バーディ、1ボギーの「68」をマークして通算5アンダーの7位タイに浮上した。

最終18番でカプルスは、右手を力強く握りしめた。「いいパットを決められた。素晴らしいラウンドだったよ」。知り尽くしたグリーンで2メートルのパーパット。微妙な距離をしっかりと沈め、決勝ラウンドにつながる一打の重みをかみしめた。

出だしの2番でティショットを左に曲げながらも、最初のバーディを奪取。4番(パー3)では7番アイアンでピン左から4メートルにつけた。7番ではフェアウェイ左サイドからグリーンの傾斜で戻してピンそば2メートルにピタリ。後半もショット、パットともに安定し、リーダーズボードの上位に名を連ねた。

1992年大会以来9年ぶり2度目の勝利となれば、1986年にジャック・ニクラウスが樹立した46歳2か月でのマスターズ最年長優勝記録を大きく更新する。「冗談だろ?」と笑うが、一方で「この大会はおそらく私がこれから勝つことのできる唯一の大会だろう。リビエラ(カントリークラブ:カプルスの地元、ロサンゼルス近郊のコース)が2番目に可能性があるかな。何度もここでプレーしてるんだから。確かに私にとってはすごく距離も長いよ。でもどんな選手よりもこのコースを知っているんだ。それはきっと役に立つ」と、メジャー大会で唯一開催コースの変わらないことが、有利に働く可能性も信じている。

持病の背中を気遣いながら「明日は遅いスタートだからね。これからゆっくり休んで残り2日に備えるとしよう」とニヤリと笑った。21歳のロリー・マキロイ、23歳のジェイソン・デイがトーナメントを引っ張る中、51歳の大ベテランのプレーにも注目が集まる。

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