勇太、スコアを崩すも手ごたえ十分!
WGC(世界ゴルフ選手権)「WGCブリヂストンインビテーショナル」に出場している池田勇太には密かな楽しみがあった。朝のティグラウンドで、スターターが池田の名前を「イケダ」と呼べず「イカダ」と紹介していたのだ。3日目も同じコールを受けた池田は「いい加減覚えてくれないかな~」と、ぼやきながらスタートしていたが、最終日になって「イケダ」と紹介されたため「お、覚えたじゃん!」とご機嫌にスタート。
3日目に1アンダーでラウンドし、通算7オーバーの67位タイで最終日を迎えた池田は、最終日もスコアを伸ばそうと攻めのゴルフを心がけた。1番の2打目はグリーン右端に切られたピンを攻めてバンカーに捕まりボギー。しかし、すかさず続く2番パー5ではバーディを奪うと、5番から8番までバーディ、ボギーを繰り返して前半はイーブンパーの「35」を記録。
後半に入ると、10番、11番で連続ボギーを叩き、12番パー3はバーディと出入りの激しいゴルフが続いた。そして、16番パー5では、ティショットでフェアウェイを捕らえると、2打目は池の手前に刻んだが、3打目が池ポチャ。このホールでダブルボギーを叩いて、通算10オーバーの69位タイとなった。
4日間の戦いを終えた池田は「今日はピンを攻めて行けました。ちょっとかみ合わせが悪くて、腑に落ちないところもあるが、仕方ない結果。パットは4日間を通してフィーリングが良くなってきた」と、結果以上に手ごたえは感じている。
そして、次週のメジャー最終戦「全米プロ」に向けては、「来週は大きな大会なので、また頭を切り替えて頑張る。1日、2日という短い休みですけど、体をしっかりと休めて、気持ちも切り替えてやっていきたい」。明日の月曜日は、大会の指定練習日となっているが、体力温存を重視して休養を取る予定だ。