宮本が8アンダーの快進撃!目標もクリア!!
WGC(世界ゴルフ選手権)「WGCブリヂストンインビテーショナル」の3日目。大会前日から、アンダーパーでラウンドしたいと話していた宮本勝昌が、2日目までの3オーバー分を取り戻しても、まだ余りある快進撃を見せた。
2番パー5、3番と連続バーディを奪った宮本は、4番でボギーを叩いたが、9番でバーディを奪い前半を2アンダーの「33」で終えた。後半に入ると、11番、12番、14番、15番とバーディを量産。そして、この日のハイライトは17番パー4。ティショットをバンカーに入れたが、残り115ヤードを直接カップインさせ、イーグルを奪った。
後半は6アンダーの「29」でラウンドし、この日8アンダーの「62」。タイガー・ウッズが2000年大会で記録した「61」のコースレコードに次ぐスコアで、通算5アンダーの10位タイにジャンプアップした。
「17番は自分で見えなかったけど、ギャラリーの大歓声でわかりました。興奮状態ですよもう。今日はパットがよく入ってくれました。6m、8m、10mもありましたね」。ホールアウト後も興奮状態が続く宮本は、いつも以上にご機嫌に取材に応じてくれた。
宮本がホールアウトしたときには、上位選手がスタート前だったこともあり、3位タイという位置で、米国メディアからの取材も殺到。1999年にクオリファイを通過して米ツアーに挑戦した時のことなど、多くの質問が飛び交った。
最終日を首位と4打差で迎える中、「優勝なんて考えていませんよ。明日は1つでもスコアを伸ばしたいと思います」と謙虚に語る宮本だが、憧れの大会でコースを完全に攻略できた自信は大きい。宮本が使用するオレンジ色のボールについても多くのメディアから質問され「ブリヂストンのツアーステージです!」と、大会のメインスポンサーでもあるブリヂストンの宣伝も忘れていなかった。