「ツアー選手権」が2028年から2週開催のマッチプレー形式へ マキロイは歓迎「ファンが求めてきたもの」
◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 事前(25日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7440yd(パー70)
PGAツアー(米男子ツアー)のブライアン・ロラップCEO(最高経営責任者)が25日、プレーオフシリーズ最終戦「ツアー選手権」の会場となるイーストレイクGCで会見し、2028年からシーズン終盤の競技方法を刷新し、最後の2週間を「ツアー選手権」としてマッチプレー形式で行うことを発表した。
ロラップCEOは「まったく新しいツアー選手権が生まれる。これまでにない、ゴルフではあまり見られなかった形式。スポーツファンやゴルフファンの注目を集める機会になると考えている」と説明した。
PGAツアーは今年6月、2028年から「チャンピオンシップ」と「チャレンジャー」の2シリーズ制を設け、それぞれの結果により昇格・降格が伴う新たな競技モデルを導入することを発表している。今回のツアー選手権を含むポストシーズンの刷新も、その一環となる。
新たなフォーマットでは、年間を通じたポイントランク上位90人が3週にわたるシーズン終盤戦に進出する。第1週は「チャンピオンシップ」シリーズの最終戦として行われ、72ホールストロークプレーで年間ポイントランク1位を決定する。同時に大会優勝者も決定され、通常の大会賞金が支給される。最終的なポイントランキング上位32人が、その後の「ツアー選手権」に進出する。
「ツアー選手権」は2週にわたって開催される。第1週は32人が4人ずつ8グループに分かれ、3日間のグループステージを戦う。各選手は同組の3選手と1試合ずつ対戦し、各グループの上位2人、計16人が第2週に進む。第2週は16人による4日間のマッチプレー。トーナメント方式で1対1の対戦を行い、勝者が次のラウンドへ進む。最終日に2人による決勝戦を行い、ツアーチャンピオンの座を争う。3週とも異なる会場で行われるという。
2007年のフェデックスカップ導入以降、年間王者を決めるプレーオフシリーズはストロークプレーで行われてきた。近年は、第1戦は70人、第2戦は50人、最終戦「ツアー選手権」は30人が出場し、年間王者を争ってきた。今回の改革についてロラップCEOは「世界最高峰のプロゴルフを見せていく。それが今回の改革の目的です」と説明した。
この新形式について、世界ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は「ファンが求めてきたものをしっかりと受け止めてくれたと思う。これまでとは全く違う。面白い。思い切った改革だと思うし、コンセプトはすごく気に入っている。形は大きく変わるけれど、素晴らしいものになると思う」と歓迎した。
<2028年からの新フォーマット概要>
「PGAツアーチャンピオンシップ・シリーズ・フィナーレ」
新たに導入される「チャンピオンシップ」シリーズの最終戦。72ホールのストロークプレーで行われ、大会優勝者と年間ポイントランキング1位の選手をそれぞれ決定する。大会賞金は最終順位に基づいて支給され、年間ポイントランクもこの大会終了時点で確定する。同ランク上位32人が、その後の「ツアー選手権」に進出する。
「ツアー選手権 第1週」
32人が4人ずつ8組に分かれ、3日間のグループステージを戦う。各選手は同じグループの他3選手と1試合ずつ対戦し、各グループの上位2人、計16人が第2週へ進出する。グループステージ終了時に成績が並んだ場合はプレーオフを行い、各グループの第2週進出者を決定する。
「ツアー選手権 第2週」
16人による4日間のマッチプレーで優勝者を決める。選手は勝敗成績に基づいてトーナメント表を勝ち上がっていく。最終日に2人による決勝戦を行い、ツアーチャンピオンの座を争う。また、4日間の勝敗成績をもとに最終順位を決定する。