2010年 マスターズ

ビリー・ペインがウッズを叱責「彼にはがっかり」

2010/04/08 10:06
公式会見に出席した、マスターズ委員会のチェアマン、ビリー・ペイン氏 (Jamie Squire /Getty Images)

「マスターズ」開幕を翌日に控え、マスターズ委員会のチェアマン、ビリー・ペインが会見を行った。その冒頭、今大会から5ヶ月ぶりに競技ゴルフに復帰するタイガー・ウッズについて、異例とも言える強い言葉で叱責を行った。

「とても特別な選手であるタイガー・ウッズについて触れないことは出来ない」とペイン。「(ウッズがプロとして参加してからの)この13年間、ボビー・ジョーンズやジャック・ニクラウス、アーノルド・パーマーと並び称され、その実力を証明してきた男。そして彼は世界ランキングを上り詰め、我々の子供達にとって、厳しい鍛錬と努力が成功に繋がることの模範となった」。

ペインは続ける。「しかし、彼は自分自身に対して言うように、富と名声が責任を伴うことを忘れてしまった。我々を失望させたことは間違いないが、より重要なことは、我々の子供や孫達をがっかりさせたことだ」。

「我々のヒーロー(タイガー)は、子供達にとってのロール・モデルとしての期待を果たさなかった。この先はあるのか?あると言いたいし、あると思う。しかし、彼の将来はどれだけロースコアで回れるかという能力で判断されるのではなく、変わろうとする彼の努力と誠意によって判断されるだろう」。

「私は彼が、人生で得る最高の報酬は他の人々の人生に喜びを与えることだと理解することを望む。オーガスタの我々は、偉大なるチャンピオンである彼が新しい人生を、ここで明日から、前向きで希望に満ちた態度で始めることを願い、そして祈る。今年は彼だけにとってではなく、我々全員にとっての再起の年となるだろう」。

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