世界ゴルフ選手権初日/タイガー、激痛と闘い続けたラウンド
2004/10/01 09:00
WGC アメリカンエキスプレス選手権初日
すでに世界№1のビジェイ・シンが欠場している「WGC アメリカンエキスプレス選手権」だけに、タイガー・ウッズにまで棄権されては大会としての打撃が大きすぎる。朝のウォームアップの結果、タイガーは背中の痛みを押して参戦。コースでは時よりキャディのスティーブ・ウィリアムズがタイガーの背中を塗り薬でマッサージしている様子が見られた。
そのタイガーはショットを打つ度に痛みをこらえながら顔を歪め、辛そうな表情を見せた。それでもこの日はパットが絶好調。本人もスタート前にグリーンにさえ届けばスコアメイクできると言っていたように、順調にスコアを伸ばし前半は4アンダー、首位タイで折り返した。
バックナインに入ってもパットが好調で11番で5メートル級を沈めた。しかし、最終18番でティショットを深いラフに入れてしまい、ラフからの2打目を打った直後痛みのあまりその場にしゃがみこんでしまった。グリーン上でボールをピックアップするのにも背中をかばうようにしゃがんでいた。結果、最終ホールはこの日2つ目のボギー。4アンダーで終了した。
タイガー・ウッズ
「痛みが和らいでくれれば良かったんだけど、残念ながら辛かったね。でも朝の練習の時、ドライバーで200ヤードをキャリーで飛ばせていたからなんとかなると思って参戦することにしたんだ」
ルーク・ドナルド(タイガーと同組でラウンド)
「見てて辛そうだったね。でもその痛みの中、良く頑張ったし、素晴らしい出来だと思うよ」