米国男子ツアー

「全英オープン」に出場できない元「全米オープン」チャンピオン達

2004/05/06 09:00

「全米オープン」の元チャンピオンのコーリー・ペイビンリー・ジャンセン、スティーブ・ジョーンズらはR&Aの決断に怒りを隠せない様子。3人はいずれも「全米オープン」を制し、10年間の「全英オープン」の出場権を獲得しているものの、出場権の対象期間が5年間に減らされたことが原因。R&Aは新しい規則の施行以前に取得した10年間のシード権ですでに5年間出場しているペイビンら3人が今年以降このシード権で出場できないとしている。

なかでもジャンセンはR&Aから直接説明がなかったことに不満を持っており、R&Aからの謝罪も受けていない。ジャンセンは『彼らのやり方は間違っている』と語っている。一方、ペイビンのエージェントであるデニス・ハリントンは一時法的に訴える方向で考えたものの、結局訴訟には踏み切れなかった。また、PGAツアーコミッショナーのティム・フィンチェムはR&Aのセクレタリー、ピーター・ドーソン氏にこの件に関して電子メールで意見交換を図ったものの、フィンチェムが望む3人の出場は認められなかったという。