WGC「アクセンチュアマッチプレー選手権」プレビュー

カリフォルニア州カールズバッドで開催される世界ゴルフ選手権「アクセンチュアマッチプレー選手権」。火曜日の天候は素晴らしい快晴に見舞われたが、天気予報では水曜日の午後から雨模様に変わり木曜日、金曜日と悪天候が続くと出ている。PGAツアーの公式戦で唯一のマッチプレーである「アクセンチュア」。昨年タイガーは大会史上初の第1シード選手による優勝を達成。マッチプレーという方式は常に番狂わせを生じさせてきたのだ。

タイガー・ウッズ
「18ホールのマッチプレーで、またこれだけ厚い選手層ともなると、誰が勝ってもおかしくないんです。マッチプレーとはそんなものです。ラスベガスなどではすべてのマッチを当てる賭けがあるみたいだけど、無理だと思うよ。予測不可能なのがマッチプレーだ」

デービス・ラブIII
「ザ・インターナショナルと同じ、通常のストロークプレーではないフォーマットで戸惑う選手が多いね。反対に変わったフォーマットで運をつかむ選手もいるんだ。良いプレーをして勝ち進むこともあるし、良いプレーをしても初日で消えることもあるんだ。みんな分かっているよ。それがマッチプレーだ」

また、決勝ラウンド以外はすべてたった18ホールのマッチプレー。欧州PGAツアーの「HSBC世界マッチプレー選手権」のように36ホール試合であれば、やはり格上の選手が有利だといえるが、18ホールでは「運」の強さの方が有利のようだ。

ブラッド・ファクソン
「ストロークプレーの試合よりは運が勝敗を左右することが多いだろうね。また年に一度のことだから、これが毎週このフォーマットならきっと格上選手が勝つだろうけどね」

タイガー・ウッズ
「通常のストロークプレーなら最終日の午後まで他の選手の動向なんて一切気にしない。でも18ホールのマッチプレーともなると、常に相手を意識しながら1ホールごとに真剣勝負だよ」