米国男子ツアー

タイガー優勝「WGC-アメリカン・エキスプレス選手権」を振り返る

2005/10/11 09:00

タイガー・ウッズ

「ギャラリーがかなり盛り上がっていましたね。僕のショットは今ひとつでしたが何とか粘って9番では大事なパットを沈めパーセーブ。ジョン・デーリーはバーディで上がると予想した10番パー5で自分もバーディを奪い、さらに幾つかのバーディを決めればまだチャンスはあると思いました。

そして後半に入りました。僕は10番から3ホール連続でバーディを奪い、優勝争いに再び加わることができました。デーリーのスコアは伸び悩んでいましたからね。僕はプレーオオフに残れただけでもラッキーだったと思います。カートに乗って18番のティに戻った時、元々左耳の聴力が悪い僕には何も聞こえませんでした。それ程、ギャラリーの歓声が凄かったんです。フェアウェイを歩いていても右耳がやっと聞こえる状態だったんです。

プレーオフ1ホール目で僕がパットを外したら、みんな16番に向かって一目散でした。それくらい乗りに乗っていましたね。でも、デーリーがプレーオフ2ホール目にドライバーで打ったのには感心しましたね。それから木を抜けたあのセカンドショット。あれは信じがたい凄いショットでした。ボールはバンカーを超えて完璧な場所に落ちました。僕は勝つ為に何としてもパットを沈めなくてはと考えましたが決まらなかった時、もう負けたと思いましたね。今週はこれ以上ないというほどエキサイティングな大会となりました」