米国男子ツアー

ミケルソン絶好調の秘訣は?

2005/02/15 09:00

昨年のライダーカップ直前にキャロウェイと新しく契約を結び、大事な大会を台無しにしてしまったフィル・ミケルソン。多くの批判を浴びせられていた。しかし年末のグランドスラムでは「59」を達成。2週間前の「FBRオープン」では2日目に「60」をマークし、結果キャリアベストの2位以下に5打差をつけて優勝。さらに先週はキャリア初の2週連続&完全優勝をあのスパイグラスでの「62」という快挙で獲得した。

一体ミケルソンに何が起きたのか?なぜこんなにも絶好調なのか?その理由は、ミケルソンの闘争心に火がついたからだ。タイガー・ウッズがゴルフ界全体のレベルを上げ、ビジェイ・シンがワークアウトが不可欠であることを証明、彼ら一流選手に引けを取らぬよう努めるには、ミケルソンにも多少の犠牲を払ってでも、彼らに追い付く秘策が必要だったのだ。

フィル・ミケルソン
「デイブ・ペルツとリック・スミスの2人に指導され、ギアの面でもプレーの面でも改善してきた。できあがったものを壊して新しいものに変えるのはリスクも伴いますが、そのリスクを払ってでも手に入れたい、さらに上のレベルのゲームがあったのです」

デイブ・ペルツ
「ミケルソンにはどんな場合にも得られるメリットの確立を教えます。彼はリスクとメリットの確立をしっかりふまえた上で、ギャンブルにでるのです。間違えば大きな痛手のリスクを負いますが、彼は賢いギャンブルをするのです。よって、得られたメリットも大きい」

◇04年最後の4試合と05年最初の4試合を比較
Par3でのスコア:04年は+8、05年は-3
Par4でのスコア:04年は+18、05年は-21
Par5でのスコア:04年は-14、05年は-33
平均パット数:04年は30.38、05年は28.08
優勝回数:04年は0回、05年は2勝目