2024年 WMフェニックスオープン

「毎週、自分を裏切っている感じ」 松山英樹の抱えるもどかしさと期待

2024/02/07 11:51
久常涼と9ホールをプレー

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 事前(6日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

2016年から連覇した大会で、松山英樹は火曜日の練習ラウンドを久常涼と回った。笑顔を交えてアウトの9ホールを回ったが、「最近は(成績が)良くないので、良いイメージはあまりないですけど。いいゴルフが、できたらいいなと思います」と静かに話した。

過去2勝の大会で復調を目指す

悪天候で54ホールの短縮競技になった前週「AT&Tペブルビーチプロアマ」は71位。技術面の試行錯誤が続いている。

前週3日目は首の痛みも出て、試合の合間は痛みに耐えるようなしぐさも見せた。「得られたものはほぼなかったけど、日曜と昨日で大分首も良くなってきた。ショットもパットも兆しは出てきそうな雰囲気」と話した。

2014年から出場10回でトップ10が2勝を含む5回、18年に棄権があるものの予選落ちは一度もない。相性が良い、と言える大会で、今年もPAGツアーの公式優勝予想ランキングでは12位に入った。それでも、「そういうのは、関係ないんですよ」と現状を厳しく見据えた。「毎週(自分に)期待しているんですけど、毎週自分を裏切っている感じ」。今季4戦を終えて、最高位は「ファーマーズインシュランスオープン」13位。取り組みが思うように成績に表れないもどかしさは、自身への期待の裏返しでもある。

入らないパットにがっくり

練習ラウンド後は練習場でハーフウェイバック、ダウンスイングの軌道を何度も確認。パッティング練習では、ボール1個分のズレに納得がいかない表情を見せて何度も球を転がした。「先週2日目と3日目で、大きく変えてみて良かった部分と悪かった部分とある。良かった部分を、どうやったらもっと自信を持って打てるかを探り続けている状態」。

うまくいかない時が続こうが、目指すものは練習の先にしかないことは、身をもって知っている。約1時間半の練習を終え、待ち構えていたファンにサインをしながら引き上げた。(アリゾナ州スコッツデール/谷口愛純)

<松山英樹の今大会成績>

練習日から多くのファンが集まった

14年 4位タイ
15年 2位タイ
16年 優勝
17年 優勝
18年 棄権
19年 15位タイ
20年 16位タイ
21年 42位タイ
22年 8位タイ
23年 29位タイ

スタンス、ちょっと狭めている?

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