「10個バーディを獲るつもりで」金谷拓実は“66”も届かず

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 2日目（12日）◇ワイアラエCC（ハワイ州）◇7044yd（パー70）

金谷拓実は5バーディ、1ボギーの「66」とスコアを伸ばしたが、通算イーブンパー99位でこの大会4度目の予選落ちを喫した。

午後組でのプレーとなった初日の出遅れが悔やまれる。2日目早朝に持ち越したホールを含めて「74」をたたいた。強風に途中から冷たい雨も混じった前日のタフな条件にも「それはみんな一緒なので。その中でちゃんとプレーできないと、こういう結果になる」と受け止めた。

日没サスペンデッド時点では5オーバー。「きょうは10個バーディを獲るつもりで。そのくらいじゃないと、通らないと思った」。第2ラウンドは出だし1番で唯一のボギーを喫したが、右サイドのピンに真っすぐ飛ばした7番（パー3）のバーディから反撃を開始。イーグル逃しの9番（パー5）を獲って折り返し、後半も3バーディを追加した。

「とにかく諦めずに最後まで。きょうのようなプレーができれば、次の試合にもつながると思う」と言ったものの、海外での結果を求める以上は満足もできない。「きのうのような風の中でも、しっかりコントロールできないといけない。グリーンスピードに対しても、今週は3パットをたくさんした。当たり前にできるプレーを、もっとちゃんとできるように」

アラブ首長国連邦で25日から行われる「ラアス・アル＝ハイマ選手権」以降の参戦を目指すDPワールドツアー（欧州ツアー）でのスタートは、他選手のエントリー状況にも左右されるため流動的。推薦出場でチャンスが巡ってくるケースもあるだけに、「とりあえず1週間は休みがある。早く練習したい」と気持ちを保ったまま準備を進める。（ハワイ州ホノルル／亀山泰宏）