5位に終わるも「優勝しなくては意味が無い」と今田
2009/11/29 19:48
「オメガミッションにヒルズワールドカップ」最終日、今田竜二と藤田寛之が組む日本は7打差を追う中でのスタートとなる中、通算22アンダーの単5位でフィニッシュ。今田が最低条件の目標に掲げていた昨年大会の成績(3位タイ)を上回ることは叶わなかった。
この日は、2日目と同じ1つのボールを交互に打ち合うフォアサム形式。2日目は「71」と伸び悩み、最終日は「69」と健闘したものの、他国の勢いには及ばなかった。「フォアサムになると、どうにも僕が足を引っ張ってしまって申し訳ない」と表情を曇らす今田。「藤田さんが良いゴルフをしてくれたのでもっと良いスコアに繋がったはずだけど、僕の調子が良くなかった」と、責任を痛感している様子だった。
優勝に届かなかった要因にパットを挙げた今田。藤田も含め、4日間を通じてパットに苦しみ続けた。「他のチームはうまくパットが打てているし、1ラウンドで5メートルくらいが3、4回入っている。藤田さんは何度か入れていたけど、僕はほとんど無かった」。藤田も「僕も、もっとパットが打てていれば・・・。このゲームの難しいところですね」と悔しさを滲ます。
大会を通じて上位争いを演じ、大きな存在感を見せてきた日本。だが、2人の心中は穏やかではない。「日本代表として出場している以上、優勝しなくては意味が無いと思っている。やっぱり優勝して帰りたかった」と今田が総括すれば、藤田も「他の国を見ても、まだ日本は(上に)行けると思う」と消化不良だけが残った。今田は「また出場できる機会があれば、ぜひ出場したい」と、来年以降へのリベンジを誓っていた。