2023年 BMW選手権

勝利“確信”のコース新記録 ホブラン「最高のラウンド」

2023/08/21 11:45
同組のマキロイ(左)も置き去りにするツアー自己ベスト「61」で逆転V(Stacy Revere/Getty Images)

◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 最終日(20日)◇オリンピアフィールズCC(イリノイ州)◇7366yd(パー70)

最終組の2つ前から出たビクトル・ホブラン(ノルウェー)は、プレーを終えた時点で2位に2打差をつけていた。「とてもリラックスして(後続を)待てた。自分のラウンドに満足できたし、18番のバーディパットを決めたあとは何が起こっても大丈夫だと思った」。祈ることもなく勝利を確信した。

首位で並んでいたスコッティ・シェフラーマシュー・フィッツパトリック(イングランド)の一騎打ちの様相に待ったをかける怒とうの追い上げ。3打差5位のスタートから、前半は「33」で回ってバックナインに入った時点でトップとの差は4ストロークとむしろ開いていた。ここから“ワンマンショー”が始まった。

後半で7つ決めたバーディパットはすべて4m以内。1m弱につけて獲った10番から3連続でスコアを伸ばす。15番で通算15アンダーに届いた時、「うまく行けばチャンスはある」とさらにギアを上げた。最終日のホール難度トップ2が続く17番(2位)、18番(1位)で連続バーディを奪い、バックナインを驚異の「28」でホールアウト。10バーディ、1ボギー「61」でコース記録を更新して「きょうは今までで最高のラウンドだった」と振り返った。

フェデックスカップランキングは7位から2位まで浮上。自己最高位につけて、2019-20年シーズンから4季連続でプレーオフシリーズ最終戦に臨む。ポイントランクに応じて最大10打のストローク差をつけてスタートするハンディキャップ戦。「来週に向けて、首位との差が広がっていないことは大きい」。ホブランは1位シェフラーと2打差の8アンダーから開幕を迎える。(イリノイ州オリンピアフィールズ/谷口愛純)

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