松山英樹は歴代覇者組での予選Rへ 比嘉一貴は練習場で最終調整
◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 事前(31日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7533yd(パー72)
開幕前日の水曜日、松山英樹はプロアマ戦に出場して最終調整を行った。午前8時半過ぎに10番からティオフし、インコースの9ホールをラウンドした。上がりの18番では、4mほどのパッティングを沈めて観客を盛り上げた。
ホールアウト後はそのまま練習グリーンに移動。入念にパッティングを確認すると、今度はドライビングレンジに向かい、午後2時前まで打ち込んでコースを後にした。
2014年に米ツアー初優勝を遂げ、未だ破られていない大会最年少優勝(22歳3カ月7日)記録を持つ本大会。予選ラウンドは2019年、21年大会の覇者パトリック・カントレーと、前年大会チャンピオンのビリー・ホーシェルと一緒にプレーする。初日は午後12時41分(日本時間2日午前1時41分)に1番からティオフする。
初出場の比嘉一貴は、開幕前日は練習場でのショット確認に時間を費やした。午後1時過ぎにアプローチ練習場でチッピングの感触を確かめると、ドライビングレンジに場所を移してショット練習に没頭した。大会スタッフいわく、1つ当たり約35球入っている練習場用の袋を4つは消化したという。
そのあとはパッティング練習場に移動し、4本のティペグを使用して一定の距離からの反復練習に取り組んだ。
海外ツアーに本腰を入れると決め、1月「ソニーオープン」から始動した今季。シーズンインから半年が経つ中で、「飛距離」の課題に直面している。200yd前後のショット精度を追い求めつつ、2週前の「全米プロ」の時より増してきた安定感を武器に上位を目指す。初日は10番ティから午後1時48分(日本時間午前2時48分)にティオフする。(オハイオ州ダブリン/石井操)