タイガー・ウッズが故障で最終日スタート前に棄権「足底筋膜炎が再発」
2023/04/09 20:27
◇メジャー第1戦◇マスターズ 最終日(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7545yd(パー72)
タイガー・ウッズが最終日のプレー開始前に棄権した。大会がけがのためと発表した。
ウッズは前日3日目の午前中に第2ラウンド未消化分の7ホールを回り、通算3オーバーの49位で決勝ラウンドに進出。マスターズ出場試合における連続予選通過を23に伸ばし、大会記録に並んだ。
直後に行われた第3ラウンドは大雨の中、後半インの7ホールで足を引きずりながらプレーし、6つスコアを落として通算9オーバー。悪天候による中断でラウンドが再び順延され、この日午前8時半(日本時間午後9時半)に最下位の暫定54位から再開、引き続き行われる最終ラウンドと合わせて29ホールのプレーを控えていた。
ウッズは自身のSNSで「今朝の棄権は本当に残念。足底筋膜炎が再び、ひどくなった」と説明。「たくさんの愛情と応援をくれたファンやマスターズに感謝しています。きょうプレーする選手たちには頑張ってほしい」と続け、自身25回目となったオーガスタでの戦いから思わぬ形で離脱した。
メジャーでの途中棄権はアマチュア時代の1995年「全米オープン」、昨年の「全米プロ」に続きキャリアで3回目。
右足などに大けがを負った2021年2月の自動車事故を経て、昨年大会での復帰後は出場試合数を限定している。ことしは2月「ザ・ジェネシス招待」以来の2大会目で、開幕前には「あと何回出場できるか分からない。だから、ここで過ごせる時間に感謝し、思い出を大切にしたい」と話していた。