トーレ・パインズで3連覇を狙うタイガー・ウッズ
タイガー・ウッズとフィル・ミケルソンの共通点はあまりないかも知れませんが、2人にとってトーレ・パインズはお気に入りのコースです。過去8年を見ると、2人合わせて6勝を上げ、この大会での通算獲得賞金ではタイガーが1位、ミケルソンが2位となっています。
タイガーにとってのシーズン・デビュー戦には、ビジェイ・シンも出場します。ビジェイは先週オフを取っていましたが、今週は2007年で初めてビッグ3が揃い踏みとなります。タイガーはツアーでの7試合連続優勝を目指します。そのタイガーについて、お伝えします。
世界ナンバー1は、今朝6時42分から練習ラウンドを開始しました。寒さと霧の中でのスタートでしたが、現在は快晴に恵まれ、サンディエゴ周辺は明日からも好天が続く見込みです。タイガー・ウッズが大会に出るのは、12月中旬にホストを勤め、優勝した「ターゲット・ワールド・チャレンジ」以来です。また公式戦出場は2006年10月にロンドン郊外で行われた「アメリカン・エキスプレス選手権」、今年からの「CA選手権」以来のことですが、タイガーは準備万端でトーレ・パインズに戻ってきました。
タイガー・ウッズ
「ワクワクしますね。オフの間に充電を図り、心身共にリフレッシュできたので、この大会を楽しみにしていました。」
大会に出なくてもニュースになるのがタイガー・ウッズ。タイガーは12月の終わりにエリン夫人が「おめでた」であることを公表し、大きな話題となりました。
タイガー・ウッズ
「今から待ちきれませんね。とても楽しみです。子供に恵まれるなんて幸せです。」
喜びいっぱいのタイガーとエリン夫人のもとには、初めての孫が誕生するタイガーのお母さん、クルチダさんからの連絡が絶えないとのことです。
タイガー・ウッズ
「ええ、母は大喜びですよ。私達にとって新しい経験ですが、家族みんなで喜びを噛み締めています。」
タイガーは長いスキー・バケーションを楽しんだ後、フロリダの自宅に戻り、ウインダミアのホームコースで1週間練習。そして、先週はカリフォルニアのニューポート・ビーチでさらにゲームに磨きをかけていました。
タイガー・ウッズ
「調子はいいですよ。まだ課題は残ってますけどね。コースは2006年までと違ってかなり早いですね。それと、ラフは短めですが、グリーンは例年よりも硬いので、ボールがかなり弾むでしょう。」
タイガーの7連勝の可能性は高いと思います。タイガーは過去2年続けての優勝を含めて、大会史上ただひとり4勝を上げています。さらに、タイガーは過去4回、シーズンで初めて出場した大会でチャンピオンに輝いています。
トーレ・バインズのノースとサウス、2つのコースを比べると、2006年はノース・コースの平均ストロークが69.45と易しかったのに対し、サウス・コースは2006年PGAツアーで5番目に難しいコースでした。また、サウスは距離が7568ヤードで、インターナショナルが行われるキャッスル・パインズに次ぎ、ツアーで2番目に距離のあるコースとなっています。