松山英樹は8打差で週末へ 連覇に向けて「チャンスはまだある」
◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 2日目(13日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
2アンダー41位から出た前年覇者の松山英樹は4バーディ、3ボギーの「69」と1つ伸ばし、通算3アンダーの暫定46位で決勝ラウンド進出を確実にした。
前半は11番(パー3)でバーディが先行するも、13番、14番で連続ボギー。18番(パー5)でバーディを奪い返したが、予選カットラインが気になる位置で後半に折り返す。しかし、直後の1番でドライバーショットを右に曲げてボギーとして1アンダーに後退。ショットではダウンスイングの軌道を確認するように素振りをし、グリーン上では入念にパッティングのストロークをチェックした。
3番で5m、4番(パー3)で6mのバーディチャンスを逃したが、5番から流れを呼び込む。1打目をドライバーでフェアウェイ中央に運び、2.5mを沈めてバーディを奪取。6番では1打目を右バンカーに入れたものの「パーセーブできたのも良かった」とスコアを維持して終盤へ。最終9番(パー5)を3オン1パットのバーディで締め、安全圏となる通算3アンダーでフィニッシュした。
初日に続き、バーディチャンスは多くなかった一日を「なかなか思うようにいかない時間は長かったですけど、アンダーパーで回れて良かった」と振り返る。2020年大会の第2ラウンドから続く連続アンダーパーは、大会最多となる「13」に伸ばした。
優勝を遂げた前年大会では、決勝ラウンドの2日間ともに「63」でプレーし、週末だけで14アンダーも伸ばした。首位とは8打差に開いたが、「チャンスはまだあると思うので、去年の3日目、4日目のようなプレーができれば面白いんじゃないかな」と、その背中は見えている。「ちょっと体の調子が良くない感じなので、練習はほどほどにしてしっかりケアに充てたい」と話して、練習場へと向かった。(ハワイ州ホノルル/石井操)