2022年 ZOZOチャンピオンシップ

「頭の悪さが出ました」PGAツアーデビューの河本力は2ダボを反省

2022/10/14 08:15
河本力は日本でPGAツアーに初出場した

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 初日(13日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

今季国内ツアー2勝をマークしている河本力がPGAツアーデビューを果たした。初戦は後半に2つのパー3をいずれもダブルボギーにするなど崩れて「72」。2オーバー55位のスタートに「目標の3アンダーをクリアするためにやっていましたけど、ダボが2回来て全然でした(届かなかった)」と唇をかんだ。

前半こそ16人の日本勢を引っ張った。14番(パー5)、残り280ydから2Iで2オンさせるパワーを見せつけて2パットバーディ。2つスコアを伸ばしてハーフターンしたが、5番(パー3)では第1打を池に入れ、7番(パー3)ではバンカーショットからミスが出て、ダブルボギーにした。ティショットの番手選びのミスに「頭の悪さが出ました。状況判断ができていなかった」と反省した。

ロングヒッターにトラブルはつきもの

同じ組でプレーしたのは世界選手権シリーズ(WGC)1勝を含むPGAツアー2勝のラッセル・ノックス(スコットランド)、今季が2年目のブランドン・ウー。「2人とも冷静というか、無謀な攻めは絶対にしない。自分のことがちゃんと見えていると思った」。ルーキーは決して負けることのなかった飛距離以外のポイントでの差を感じた。

「自分は“日替わり”というか。それではダメだよという感じですけど、デビュー戦で最初は緊張しているのが自分でも分かるくらいだった。あしたからはきっと大丈夫。しっかり目標をクリアできるように一打一打、しっかり打ちたい」

将来的に海を渡りたい考えを抱えている。一方では「いつ行けば自分にベストなのかを見極めるのがすごく大変だと思っているんです。人一倍」と、昨年米女子ツアーから撤退した姉の河本結の実体験が頭には染みついている。ただ、ひとたびPGAツアーの空気を吸い込むと、「すぐにでもこっちに行きたいなという感じ」という思いも湧いてきた。

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