2022年 プレジデンツカップ

松山英樹は不調の相棒スコットをかばう「僕が外して苦しくなった」

2022/09/23 09:21
パートナーのティショットが荒れる中で苦しい試合になった

◇米国選抜VS世界選抜対抗戦◇プレジデンツカップ 初日(22日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7576yd(パー71)

松山英樹アダム・スコット(オーストラリア)とのペアで今大会オープニングマッチに臨んだが、パトリック・カントレー&ザンダー・シャウフェレ組に6&5(5ホールを残して6ダウン)と完敗を喫した。

5大会連続出場でチームトップランカーの松山と世界選抜で最多10度目の参戦となるスコット。チームで最も経験豊富な2人をそろえたゲームは1ダウンで迎えた5番から3連続で相手にホールを奪われるなど、序盤から守勢に回った。

321ydと短いパー4の8番で松山が1Wショットをグリーン近くのラフまで運び、スコットが3m弱に寄せた後のチャンスを沈めるバーディ。初めてホールを奪取し、続く9番も松山がラフから絶妙な距離感のセカンドで2m弱に絡めて2連続バーディとした。

フォアサム方式では無敗を誇るペアが松山組を退けた

「そういう感じはあった」と話したように、2人の力で必死に流れを引き戻そうとしたが、9番のバーディで譲らなかった相手ペアが一枚上手だった。「そういうところでしっかりバーディを決めてきている。うまかったなと思います」。プレジデンツカップ、ライダーカップと2大対抗戦のフォアサム(1つのボールを交互に打ち合い、1ホールごとのスコアを競う)5試合で無敗を誇るコンビをたたえた。

10番で2mのチャンスを外したスコットはショットが荒れ気味の一日だった。後半11番でも左の池に打ち込むなど立て直せず、そこから3ホール連続で奪われて万事休す。それでも松山は「アダムのティショットは荒れましたけど、そういうことはチーム戦だったら全然あり得ること」と話し、自らを責めた。

2日目以降の巻き返しなるか

「3番で僕が外して、それで苦しくなったのは間違いない。3番とか7番とか、(自分が)パットをしっかり決め切れれば、(展開は)変わっていたと思う」。スコットのバーディトライが1.5mほどオーバーした後の返しを外して最初にリードを許した3番、6m近いバーディパットを決められなかった7番のプレーを悔やんだ。

チームとしても米国選抜のホームで3ptのリードを許す初日となった。2日目のフォアボール(各選手が個人のボールを打ち、1ホールごとにペアで良い方のスコアを採用する)はキム・ジュヒョン(韓国)とのタッグ。チーム最年少20歳のルーキーを引っ張っていきたい。(ノースカロライナ州シャーロット/亀山泰宏)

2022年 プレジデンツカップ 初日 ハイライト
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