2022年 全英オープン

「彼は僕らのヒーロー」マキロイはウッズの聖地再来を切望

2022/07/16 12:03
ホールアウトしたウッズと入れ替わるように1番ホールでティオフしたマキロイ

◇メジャー第4戦◇全英オープン 2日目(15日)◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7297yd(パー72)

総立ちするギャラリーの歓声と拍手とともに18番に戻って来たタイガー・ウッズを横目で見たロリー・マキロイ(北アイルランド)は、メジャー15勝、PGAツアー最多タイの82勝を誇る大スターの予選落ちを惜しんだ。

命を落とす危険すらあった自動車事故を経て復帰したウッズは46歳。“ゴルフの聖地”セントアンドリュースで次にいつ全英オープンが行われるのかは未定で、ウッズの当地でのプレーは「今年で最後になるかもしれない」という見方がある。

こちらも大観衆を引き連れた

練習日に懸命なショットを打ちながらラウンドをしていたが、時には足を引きずっていたウッズ。マキロイは「彼にとって明らかにタフな1週間だっただろう」と指摘した上で「願わくば、4年後、5年後とかの『全英オープン』でこのオールドコースに戻ってきてプレーしてほしい」と選手としての再会を切望した。

「彼は僕らのヒーローだった。でもまだ彼の活躍は見たいし、戦っている姿を見たい」。13歳の差はあるが、世界のトップランカー同士、ゴルフ界をけん引してきたいわば戦友。「キャリアを通して彼はこのコースでどれだけの成績を残してきたのか。誰もが彼のオールドコースでのキャリアがこれで終わらないことを願っている」と思いの丈をぶつけた。

好位置で大会を折り返した

プレーを終えるウッズと入れ替わるように、隣接する1番ホールから出て行ったマキロイはこの日、6バーディ2ボギーの「68」でプレー。トップに3打差の通算10アンダー3位で週末へと折り返した。「(トップの)キャメロン・スミスがこの2日間と同じようなラウンドをしたら勝つのは難しくはなる。プレーするホールがなくなる時までいいショットを打ち続けるしかない」とメジャー5勝目に向けて意気込んだ。(スコットランド・セントアンドリュース/石井操)

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