2022年 全英オープン

聖地の第1打はディボットに 出遅れのウッズ「肉体的には良い」

2022/07/15 12:05
厳しい一日に

◇メジャー第4戦◇全英オープン 初日(14日)◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7297yd(パー72)

一命を取り止めた昨年2月の自動車事故からカムバックするにあたり、タイガー・ウッズにとっては今大会がひとつのゴールだった。「リハビリをしていた去年の末、今年の初めにここでプレーできればと考えていた」。その前に4月の「マスターズ」で復帰し、途中棄権した5月「全米プロ」も経て、聖地に再び立てたことは感慨深い。

「ものすごく意義のあることだ」。2000年、05年大会で優勝したセントアンドリュースに響く大歓声を聞いて、ウッズはうなずいた。1番、3Iでのティショットは狙い通りのドローボールでフェアウェイセンターへ。ところがボールは出来立てほやほやの打球痕で止まり、2打目は風にもあおられてグリーン手前のクリークに入った。厳しいダブルボギースタートからスコアを落とし、上位の背中が小さくなっていった。

3バーディ、5ボギー2ダブルボギーの「78」は、2019年に並ぶ本大会の第1ラウンドの自身ワーストスコア。「今年プレーした2試合に比べれば、間違いなく、肉体的にはかなり良かった」一方で、パッティングに苦労した。「硬いにも関わらず、遅い」というグリーンスピードに対応し切れなかった。

キャリアで90回目のメジャーは6オーバー146位と出遅れた。「あしたは66を出さないとチャンスはないだろう」と決勝ラウンド進出にはロースコアが必要。「でも、きょうそのスコアを出した選手もいる。自分次第だ。やらなければならない」。諦めてはいない。

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