2022年 全英オープン

ドイツから英国入り 金谷拓実「まずは予選通過を」

2022/07/14 09:05
英国3連戦の”初戦”。まずは予選突破に向けて好スタートを切りたい

◇メジャー第4戦◇全英オープン 事前(13日)◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7297yd(パー72)

1月のハワイでの米ツアーを皮切りに海外の試合を中心に参戦してきた金谷拓実が今年最後のメジャーに臨む。3週前のドイツでの戦いを終えた後は日本に帰らずにロンドンで過ごして迎えた大会。全英は3回目の出場で、セントアンドリュースは今回が初めてとなる。

いかにクレバーにプレーができるか。しっかりとターゲットを絞ってバンカーは避けたい

「テレビでも見てきた」と2000年、05年大会で優勝したタイガー・ウッズ、2015年大会を制したザック・ジョンソンらの戦いを見てコース情報を頭に入れてきた。実際にプレーして印象に残るのはもちろんホテル越えが名物の「17番」といい、「この場所で(プレー)できるのはうれしいこと。しっかり楽しみながら自分のベスト尽くして頑張りたい」と意気込んだ。

自然の地形を生かした硬い土壌に、風、ポットバンカーと障害となるものは明確だ。ナショナルチーム時代のコーチで、中島啓太に帯同して現地入りしているガレス・ジョーンズ氏からも助言をもらい、「しっかり、堅く、スマートなプレーを心掛ける。難しいのはみんな一緒。そういう状況でもしっかりチャレンジしたい」。強い気持ちで挑む準備はできている。

開幕前日は先輩の松山英樹に比嘉一貴、同い年の桂川有人と回った

前週の10日(日)、開幕前日のこの日は母校・東北福祉大の先輩、松山英樹とも回っており、「今週だけじゃなく、今までも一緒に練習させてもらってきているので、そういうのを全部出して、やりたい」と力を出し切るつもり。キャディは丸山茂樹倉本昌弘らのバッグを担いできたジュード・オライリー氏を起用。経験豊富な相棒とともに「まずは予選通過を」と最初の2日間に全力を注ぐ。(スコットランド・セントアンドリュース/石井操)

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