2022年 全米オープン

デシャンボーは「ビジネス」を理由にリブゴルフ参加へ

2022/06/15 14:54
デシャンボーの新リーグ参戦の理由とは※写真は2021年「WGCフェデックス セントジュード招待」(Tracy Wilcox/PGA TOUR via Getty Images)

◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前◇ザ・カントリークラブ(マサチューセッツ州)◇7264yd(パー70)

ブライソン・デシャンボーは新リーグ「リブゴルフ・インビテーショナルシリーズ」への参戦理由について「ビジネス上の決定」と明かした。前週英国で開幕したシリーズの第2戦、30日からオレゴン州パンプキンリッジGCで行われる大会でデビューする。

「リブゴルフ」は前週11日にパトリック・リードと合わせてデシャンボーの新加入を発表。デシャンボーはその前週「メモリアルトーナメント」期間中に「個人的には現時点でキャリアにおける(リブゴルフ行きの)リスクを冒せない状態にある」と、8勝をマークしているPGAツアーを主戦場とする意向を示唆していただけに、突然の路線変更には驚きの声も上がった。

「全米オープン」を控えた13日、米ゴルフチャンネルのインタビューでデシャンボーは「ゴルフ以外のたくさんの機会、今の家族や将来の家族との時間も与えてくれる」と“移籍”について語った。初戦で優勝したシャール・シュワルツェル(南アフリカ)は3日間大会で個人・団体戦を通じて475万ドル(約6億4000万円)を獲得。また、デシャンボーには新リーグから1億ドル(約135億円)以上の参加費のオファーがあったとされ、「金銭的にも時間的にも大きなものがある」と述べた。

同メディアはデシャンボーには将来的にテキサス州ダラスに複合スポーツ施設を設立し、世界的なドラコン選手権をバックアップすることも視野にあると報じている。PGAツアーは移籍選手に対して出場資格を停止する方針を示したばかりだが、出場権を返上するプランは現時点でないという。「最終的にはたくさん良いことが起こるはず」と今後の展開に期待した。

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