2022年 全米プロゴルフ選手権

首痛問題ナシ 松山英樹は“AO”に次ぎ“N”に並ぶ37度目のメジャーへ

2022/05/19 07:15
松山英樹は開幕前日も金谷拓実と練習ラウンド

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前(18日)◇サザンヒルズCC (オクラホマ州)◇7556yd(パー70)

開幕2日前に首に痛みが出たことを明かしていた松山英樹は、予定通りイン9ホールの事前チェックを行って初日のティオフに備えた。

3月に首から肩甲骨にかけて痛みを発症したときは“左側”だったが、今回最初に訴えたのは“右側”。通常と変わらぬケアを施し、前日に続く金谷拓実との練習ラウンド前後もしっかりクラブを振った。

スタート前の練習では、折に触れて助言をもらう英国人ゴルフコーチのピート・コーウェン氏から熱心にアドバイスを受けた。ラウンド後も1W中心の調整。アイアンに持ち替えて理想とするスイングのイメージを刷り込み、また1Wを打つ練習を繰り返した。

全米プロも好相性

10年連続10度目の全米プロへ不安を一掃し、通算37回目のメジャーに臨む。日本勢初の「マスターズ」優勝を果たして唯一無二の存在となりつつあるが、尾崎将司(49回)と青木功(42回)に次ぎ、中嶋常幸に並んだ。

メジャートータルでも予選落ちは5試合しかなく、予選通過率88.89%は“AON”をはるかにしのぐ(青木69.04%、中嶋59.46%、尾崎59.18%)。特に全米プロは本人が「まだ予選落ちがないですし、トップ10も2回入っている。相性は悪くないんじゃないかなと思います」と話すように、ここまで9大会全て決勝ラウンドに進出。キャリアで出場した「全米オープン」9試合で予選落ちがなかった青木とともに際立つ数字だ。(オクラホマ州タルサ/亀山泰宏)

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