2022年 マスターズ

ウッズの4パットはマスターズ初 ケビン・ナが5パット含む合計37パット

2022/04/10 12:40
パットで苦戦したウッズ

◇メジャー第1戦◇マスターズ 3日目(9日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7510yd(パー72)

連日の風に加えて寒さが選手たちを苦しめたムービングデーだったが、グリーンに乗せてからも大変だった。開幕前は悪天候が目立ったものの、週末にかけて徐々に乾いたグリーンがスピードアップ。予選通過の52人がプレーしたこの日、グリーンオンからホールアウトまで3打以上を要したケースが56回。3パットをしなかった選手は18人だった。

アダム・スコット(オーストラリア)とクリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)がそれぞれ4回の3パット。タイガー・ウッズはマスターズで自身初となる4パット(5番)を喫するなど、3パット以上が5回で合計36パットと苦しんだ。

「最後まで感覚がつかめなかった。いろいろなことを試し、打開策を見つけようとしたが…」。長期離脱からの復帰戦でラウンドが進めば肉体的に厳しくなることも、寒さで飛距離が落ちるのも織り込み済みだったが、パットのフィーリングがここまで狂うのは想定外の部分もあったようだ。

そのウッズよりも多い合計37パットを記録したのがケビン・ナ。後半16番(パー3)ではまさかの5パット。ティショットをピンハイにキャリーさせたが、ボールは左側の傾斜で転がってカップから遠ざかり、13mのバーディトライを残した。段を上るファーストパットが4m近くオーバーすると、カップの右を抜けたパーパットが止まらず、奥の下り傾斜で加速。14mのボギーパットを打つ羽目になってトリプルボギー。パーオン率は3日目のフィールドトップタイとなる72.22%(13/18)ながら、「79」をたたいた。

2022年 マスターズ