2022年 マスターズ

2011年大会覇者のシュワルツェル 午前組唯一の60台で2位浮上

2022/04/09 12:35
歴代覇者のシュワルツェルが2位で決勝ラウンドへ

◇メジャー第1戦◇マスターズ 2日目(8日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7510yd(パー72)

「タフだった―」。2011年大会の覇者、シャール・シュワルツェル(南アフリカ)はこの日のラウンドをそう評した。

朝から気温が低く、強風に見舞われた2日目。午前8時33分スタートのシュワルツェルは5バーディ、2ボギーの「69」と、午前中にスタートした58人の中で唯一60台をマークし、通算3アンダーの2位で大会を折り返した。

「今朝は少し幸運だった。とても寒かったけど、最初の5、6ホールはあまり風に悩まされなかった。7、8番あたりから風が強くなり始めて、バックナイン(セカンドナイン)ではほとんどこの(強風)状態だったよ」と振り返った。特に11、12、13番のアーメンコーナーは風が渦巻いていたといい、「ショットに専念するのが一番難しかった」と頭を悩ませた。

「(きょうのような日は)誰もがボギーを打つことになるので、いかに大たたきをしないか。それは簡単なことではないよ。良いショットが悪い結果になったから、みんな頑張らないといけなかった。何度かパーセーブもできたし、そういうことをやっていかなければいけない」。耐えのゴルフは、大会の歴代覇者でありコースを知り尽くしているからこその結果だ。

今年はPGAツアー6試合に参戦したが、全て予選落ちを喫していた。オーガスタに向かう前には、過去の自らのプレーを振り返るために2週間ほどの休暇を取ったという。「2週間の中で、このトーナメントで勝てるという自信がついてきた。ここで優勝したときの映像を見て、スイングの修正に取り組んだんだ。特に、最後にグリーンジャケットを着るところが印象的だったね」

首位と5打差で迎える週末。13回目の出場となった37歳が、2着目のグリーンジャケットを狙う。

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