2022年 マスターズ

痛みは消えず…ウッズ「あしたはタフに」

2022/04/09 11:28
やっぱりスーパースター。19位に順位を下げたものの、決勝ラウンドに進んだ

◇メジャー第1戦◇マスターズ 2日目(8日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7510yd(パー72)

2020年のマスターズ以来のツアー復帰戦で、タイガー・ウッズは「しばらく競技ゴルフをしていなかったけれど、ようやくちょっとずつ目が慣れてきた」と言った。初日1アンダー10位の好発進から「74」で通算1オーバー19位に順位を下げても、前進を感じている。

強風はカムバックした46歳にも襲い掛かり、開始5ホールで4ボギー。ウッズはキャディのジョー・ラカバ氏に対し「まだ、たくさんホールはある。イーブンパーまで戻そう」と自らにも向けて語りかけた。

グリーン右手前からの3打目を寄せた8番(パー5)での初バーディをきっかけに、なんとか2つ戻してホールアウト。チャンスを生かせなかった15番(パー5)、16番(パー3)を悔やんだが、「それを除けば良く戦った」と振り返った。

痛みは残っているという

この日は事故で損傷した右足を引きずって歩くシーンも増えた。「もちろん痛いし、ベストではないと予測していた。テニスシューズでこのコースを歩くことは問題ないけれど、傾斜があるライからショットをしたりパットを打ったりするのは別の挑戦」

首位のスコッティ・シェフラーには現在9打差だが、2位の松山英樹らとは4打差にいる。「あしたはタフになる。風が吹いて寒くなる。マスターズ委員会がここ何年も望んできたであろうマスターズになるだろう。面白くなる」と変わらず戦うつもりだ。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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