2022年 マスターズ

“風で消えた”リーダーボードの名前 金谷拓実「ジャッジミス」で60位

2022/04/08 10:40
2度目の出場となる金谷拓実はやや出遅れた

◇メジャー第1戦◇マスターズ 初日(7日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7510yd(パー72)

出遅れに悔しさが募る。金谷拓実はプロになって初の「マスターズ」を3オーバー60位で滑り出した。スタートの1番で1W、アイアンとつなぎ、残り192ydの第2打はカップをかすめるスーパーショットでバーディ。続く2番(パー5)も取って2連続にしたが、6つのボギーが痛かった。

前半アウトのプレー中に強風が吹き始め、コントロールが難しくなった。8番(パー5)では2m弱のバーディパットがカップの右ふちに蹴られてスコアを伸ばせない。序盤のアンダーパーでのラウンド中、白いリーダーボードに載せた「KANAYA」の名前は、第2打を左に曲げた10番以降に消えた。

「後半に少しずつ風が強くなるにつれて、風のジャッジがうまくできずにスコアを落としてしまった」と振り返る。チャンスを生かせなかったパットについても「ミスが多かった」と悔やんだ。

風に翻弄された

一緒に回った、いずれも「全米オープン」王者であるゲーリー・ウッドランドも3オーバー、ジャスティン・ローズ(イングランド)は4オーバーと組全体が停滞ムード。金谷はアマチュア時代に出場した3年前の初日「73」より悪いスコアになった。

2日目は午前8時44分(日本時間9時44分)と、第5組のスタート。「切り替えて、あした頑張ります」と静かに意気込んだ。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

悔しい初日に

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