2022年 ザ・プレーヤーズ選手権

第5のメジャーは17年ぶり月曜決着へ 火曜にずれ込む可能性も

2022/03/12 08:25
試合の進行について説明するPGAツアーチーフレフェリーのゲーリー・ヤング氏(Sam Greenwood/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 2日目(11日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7256yd(パー72)

“第5のメジャー”は大会17年ぶりのマンデーフィニッシュどころか、決着が火曜までずれ込むかもしれない。

約半数が競技を終えられなかった初日に続き、降雨によるコースコンディション不良で午前11時15分に中断。天候の回復が見込めず、結局午後3時にサスペンデッドとなって47人が第1ラウンドを完了できないまま2日間を終えた。

12日(土)は午前8時から10時にかけて雷雨予報のため、選手には午前11時(日本時間13日午前1時)より前に競技を再開しないことが伝えられた。最終ラウンドが14日(月)にずれ込むことは確定的だが、12日は最大26m/sほどの突風も吹く予報。さらにプレー進行が遅れ、15日(火)まで終わらないとの懸念もある。

ツアーのチーフレフェリー、ゲーリー・ヤング氏はこの日2度も会見場に座って状況を説明。当初の予定通り65位タイまでの予選カットを行った上で、決勝ラウンドも通常のペアリング組み換えを実施するとし、「我々の計算がうまく行き、あすからスタートできれば、月曜日には大会を終えられると確信している」と展望を示した。

1974年に始まったこの大会で月曜決着となったのは過去7回(74、76、81、83、2000、01、05年)。5月開催に時期を移していた07年から18年の間に月曜まで持ち越されることはなかった。

ヤング氏は「この時期、この(気象)パターンが長く続くことは過去のデータを振り返っても極めて珍しい。いまのところ、運が悪かったとしか言いようがない」とコメント。近年では2006年「ブーズアレンクラシック」、13年「ヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズ」(54ホール短縮競技)で火曜決着となった例がある。(フロリダ州ポンテペドラビーチ/亀山泰宏)

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