イーグル直後に14mバーディ奪取も 金谷拓実はショットに苦戦
◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 初日(3日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)
推薦で大会初出場の金谷拓実は1イーグル1バーディ、5ボギーの2オーバー83位と予選通過へ奮起が求められる滑り出しとなった。
最終組のひとつ前でのスタート。最初にスコアが動いた前半14番(パー3)は、バンカーに入れてから冷静なジャッジを見せた。奥のフチに近くに止まったボールに対して、ほとんどクラブを入れる隙間がなく、さらに左足下がりという厳しい状況。セカンドは同じバンカー内の左足上がりのライまで“逃げ”、寄せワンのボギーでしのいだ。
続く15番もボギーとした後、「あそこは良いプレーができた」と振り返ったのが16番(パー5)と17番(パー3)。微妙な風を読んで2オンに成功した16番で8.5mを流し込むイーグルを決めると、17番は14mのバーディトライがカップイン。グリーンを囲むスタンドを沸かせた。
上位もうかがう1アンダーから後半は苦戦を強いられた。折り返しの1番はフェアウェイからのセカンドを右手前のバンカーに落としてボギー。ティショットに重圧をかける深いラフへの警戒を強めていた中、フェアウェイから思うように打てない場面も散見。「グリーンが硬いので、どうしても止めようと思って、そこで(フェアウェイからも)ミスしてしまうことが多かった」と悔しさをのみ込んだ。
7番(パー3)は上って下る10mをショートさせて3パット。1Wショットを左ラフに入れてレイアップした8番は3mのパーパットがひと筋右を抜けた。再びラフから花道の手前に刻み、1m強をねじ込んでしのいだ最終9番のパーセーブを2日目につなげたいところ。「ラフに行ったときも最終ホールみたいな良いセーブができれば、またチャンスはできると思う」と話し、日没が迫るドライビングレンジで修正を急いだ。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)