2022年 WMフェニックスオープン

ポッコリおなか披露の代償 “スタジアム”半裸パフォーマンスに罰金か

2022/02/19 17:35
16番ホールでシャツをたくし上げるヒッグス(右)とシャツを脱いで観客を煽るダーメン(Mike Mulholland/Getty Images)

衆人環視の中で半裸になった代償は大きかった。ただ、彼は行動を反省しつつも、罰を次の反響に変えようとしている。

前週の「WMフェニックスオープン」最終日。ハリー・ヒッグスは巨大スタンドに取り囲まれた16番(パー3)で3mのパーパットを沈めたとたん、両手でシャツの裾をたくし上げ、ポッコリおなかを大ギャラリーに披露した。同じ組のジョエル・ダーメン(南アフリカ)はグリーン上で脱いだポロシャツを頭の上でぐるぐると回し、観客をあおる、あおる…。誰もが予想外のパフォーマンスに、“スタジアムホール”はお祭り騒ぎになった。

ところが、米ゴルフチャンネル電子版が18日に伝えたところによると、2人はPGAツアーから罰金を科される可能性があるという。

「おそらく罰金だ。まだ公式ではないけれど僕の耳に入っている」と明かしたのはヒッグス本人。「(ツアーから)電話があったんだ。『あんなことしちゃダメだろう』って。そうなんだ。あんなことやるべきじゃない。僕は30歳。全国放送で、何千人ものファンの前で、シャツをまくるべきじゃない」

反省の意志を示すべく、罰金が決まった際にはすぐに処分を受け入れるつもり。さらに、チャリティのためクラウドファンディングで資金を集めるプランを明かした。「最終的にはおもしろいことになるかもしれない。科された罰金を払って、チャリティを募りたい」

「もう二度とやらないよ。あの後すぐに後悔したんだ」というヒッグスの目には次回大会が映っている。「(フェニックスオープンで)今度シャツを脱がなかったら、ブーイングを浴びてしまう。それを避けるためには別の何かをしないといけない」。1年かけて次のパフォーマンスの構想を練り“罪滅ぼし”するつもりだ。

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